灸治療

昔のお灸を知っている方は「熱い、痛い、跡が残る」のがお灸でした。

でも今のお灸は「熱くない、痛くない、跡が残らない」のが主流です。

二千年以上の歴史のあるお灸ですが、今も進歩しています。それはお灸自体の進歩でもあるし、お灸を使った治療方法や対象疾患の広がりにも言えると思います。

当院では、昔ながらのもぐさをひねったお灸も行います。

その他に特色となる灸治療は・・・

灸頭鍼:体に鍼を打ち、鍼の頭に灸を丸めて載せ火を点ける。鍼の治療効果プラス灸の効果のいいとこどり。一度に広い範囲に灸の熱がやさしく広がります。

棒灸:棒状にもぐさを固めたものに火を点け、治療対象箇所や経絡に沿って熱刺激を与えるもの。直接にも間接にもお灸自体は体に接触しないうえに、熱刺激の強弱をリアルタイムに変化させられるので、お体の反応に合わせて施術ができます。

爪水虫の治療灸:水虫が爪に転移した場合、爪に薬は染み込まず飲み薬も体の最も先にピンポイントで効くのは難しい。そうこうしているうちに爪が肥厚してしまう。そう言った爪水虫に半米粒大のお灸を爪の水虫に沿って行えば治療効果があります。技術を要しますが、当院では行っています。

ガングリオンの灸治療:手の関節などに出来やすい、はじめはゼリー状の小さなものが、次第に固く大きさも増して、それが神経に触れる場所では痛くて我慢できなくなることもあります。お医者様に行けば、麻酔して切り取り縫い合わせて終わりますが、灸治療では切らずに治せます。しかも、せんねん灸で効果があるので、頻繁に通院出来ない患者様には、せんねん灸を使った治療方法を指導して、ご家庭でご自分で治療できるようにもしています。

外反母趾の灸治療:ハイヒールを履かれる女性の方がなるイメージですが、中高年になって骨が弱くなった方の中にも、それが原因で外反母趾が進行される方も少なくありません。テーピングせずにせんねん灸と簡単なマッサージで改善いたします。